カビが生えた衣類をクリーニングに出す前に料金や本当に必要か検討しましょう

ハンガーにかけられた黒い服

だいじな服にカビが生えてしまった! ショックですよね。慌ててクリーニングに出すことを考えてしまいますが、そもそもクリーニングでカビ取りはしてもらえるのかとか、出すときにどう言えばいいのかなどご存知でしょうか。

それにもしかすると洗濯で十分かもしれません。手間取ったり損しないようにこういったことを事前に知っておきましょう。

クリーニングでカビ取りと料金

クリーニング店でのカビ取りは程度によって2つに分けられます。あまりひどくない場合は「ドライクリーニング」で、ある程度以上の場合は「染み抜き」となります。

料金の相場は基本料金に数百円~千円程度です。

ただし染み抜きであっても取れないこともあります。このあたりは知恵袋でクリーニング屋さんが詳しく書き込みをしているのが参考になります。
衣類に発生してしまったカビは取れないのでしょうか? Yahoo!知恵袋

以下、この方の書いていることを簡単にまとめてみました。

  • 色物の場合は色がすでに薄れている可能性がある
  • カビを除去しても根は残る
  • 白カビは普通の洗濯でOK、あるいはドライクリーニング
  • 黒カビは根に色素があり、それが残るようなら諦めたほうがいい
  • 10万円以上の出費を覚悟するなら取ってもらう手段はある
  • クリーニングから帰ってきた服のカバーを外して乾燥させてから収納する

10万円以上するというのは、服の色素ごと抜いてしまってからピンポイントで再染色という職人芸が必要になるからだということです。

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確認すること

本当にカビなのか

久しぶりに出した服に黒や白色の粉や塊が見えるとびっくりしてカビが生えたと思ってしまいますが、ほかのものであることもあります。

あまり考えたくはありませんが虫の卵だとか、あるいはタンスなどの家具から出た木くずや鉄くずなどです。

虫であれば幼虫になる前に取ってしまえば問題ありません。卵を産み付けたときに虫食いができてたらと思うかもしれませんが、成虫は衣類を食べないので心配ありません。何かゴミがついただけならそれが衣類ににじまないように取るだけです。

もしこういったものとカビとを勘違いしてクリーニング屋さんに行ってしまうと少し恥ずかしい思いをしてしまうので確認しておきましょう。

服に生えたカビの色

上のほうで少し書きましたが、服に発生したカビの色によって取れやすさが全然違います。

白カビであるならブラシなどで大まかに落としてから普通に洗濯をしてしまえば、見た目はきれいになって着ることができます。繊維の中に菌糸が残っているかもしれないので、酸素系漂白剤を使ってつけ置きをすれば十分です。

問題なのが黒カビです。白カビと違って根に落ちにくい色素があるので、塩素系漂白剤を使っても落ちないことがあります。染色していない無地の白色の服なら繊維を傷める覚悟で漂白剤とお湯で長時間つけおきもできますが、色柄モノではできません。

その服がまた着れるようになるためにいくらお金を出せるか、あらかじめ予算を決めてからクリーニング屋さんに行きましょう。

カビが取れたらまた着たい服か

これが意外と重要です。労力と時間を使ってまでカビを取ったのに、実はもうあまり着たいと思っていなかった服だった、あるいは一度カビた服はどうも着たくないなということはありがちです。

とりあえず見える分のカビは飛び散らないように落としてしまって、ほかの衣類に移らないようにして風通しのいい場所に離しておきましょう。そうするとカビの成長速度は遅くなるので、対処するのか捨てるのか十分に考えられます。

衣類を捨てる場合

服に対しての思いと費用とが釣り合わないと捨てることになりますが、各自治体により分別が違います。

あるところでは燃えるゴミ扱いですが、別のところでは資源ゴミ扱いとなっていたりします。ただし、汚れたものに関しては普通ゴミなど条件があったりします。カビがとれなくなったものに関してはこれが当てはまるでしょう。

「お住いの地域名 服 ゴミ」などと検索して間違いのないようにしましょう。

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