最近洗濯をしても臭いが取れない、そういえば脱水が遅いな、洗濯機が動く音も大きくなっているような。こういったことを感じたことはないでしょうか。もしかするとそれは洗濯槽にカビ汚れが大量発生しているせいかもしれません。
もくじ
洗濯槽のカビ掃除の仕方
準備するもの
- 酸素系漂白剤
- カビをすくうためのネット
- 40℃~50℃のお湯
お湯を入れる
使うお湯は40~50℃にして、洗濯槽全体が浸かるように満杯まで入れます。温度が高過ぎると漂白剤成分の分解が早すぎて逆に汚れが落ちにくくなります。
よくお風呂の残り湯を使えばエコですよと言われますが、残り湯には人の垢などの有機物がたくさん含まれています。酸素系漂白剤の洗浄力というのは、活性酸素の力で有機物を分解することにあります。溶かすお湯に有機物があれば、当然活性酸素がそれだけ消費されるので洗浄力が落ちてしまいます。
なのでお風呂の残り湯を使ってしまうとより多くの薬剤が必要になるので、使うのは水道の水を温めたものにするのがおすすめです。
スイッチを入れ酸素系漂白剤を入れる
いつものコース洗濯ではなく、洗いだけで回して下さい。そこに酸素系漂白剤を入れていきますが、目安はお湯1リットルに対して漂白剤10gとされています。
しばらく放置
酸素系漂白剤はじわじわと効く薬剤なので、洗濯槽に行き渡ってから2~3時間放置します。この間はすることがないので、他の用事を済ませておきましょう。
浮いてきたカビをすくい取り脱水
洗濯槽がカビていたらこの時点でまず間違いなく汚れが浮いています。これはそのまま流さずにネットでできるだけ取り去っていきます。洗濯槽の裏にくっついているものもあるので数分回して再度すくい取ります。ここで一旦脱水です。
浮いてくる汚れがなくなるまで繰り返す
水を抜いてしまうとカビがもうないように見えますが、目の届かない所にくっついています。また水をためて汚れを浮かすのですが、その前にフィルターの掃除をしておきましょう。
ここからはすすぎ→浮いてきた汚れのすくい取り→脱水。この繰り返しになります。浮いてくるものがなくなれば再度フィルターを洗ってお掃除終了です。
動画で見る
youtubeで過炭酸ナトリウムを使った洗濯槽掃除のやり方が上がっていたので参考にどうぞ。
【完全版】過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤) vs 13年洗っていない洗濯機(Sodium percarbonate)
掃除中の注意点
カビ汚れが排水パイプに詰まってしまう可能性があるので、浮いてきた汚れをそのままにして排水せず、ネットで取ってから流して下さい。細かいものは詰まりませんが、10円玉くらいのサイズはそのまましておくとまずいです。
もし詰まってしまったなら、排水パイプにホースを突っ込み、水を逆から流してみましょう。パイプの出口付近でチョロチョロではなく、奥の方まで入れて洗濯機の中の排水口まで水が届くように勢いよく流します。こうすると一回では直らなくても、何回か流している内に詰まりが解消します。
効率的にカビ取りするワンポイント
このカビ掃除で一番大変なのは浮いてきたカビの除去です。動画でもすすぎを何回もしてやっときれいになっています。なので、ここを短縮できるととても楽になります。
そこで提案したい方法は、すすぎの際にいらない布切れを洗濯槽に入れておくことです。細かい汚れが残って何がまずいのかというと、その汚れが洗濯物にくっついてしまうことですよね。そのくっついてしまう汚れを要らない布切れに肩代わりしてもらうということです。そうすることで細かいカビも布切れが絡みとってくれるので、すすぎの回数を減らせます。
着なくなった衣類、使い古して捨ててしまおうと思っていたタオルなど色いろあると思います。それらをこの際に活用しましょう。
おすすめの酸素系漂白剤は何?
酸素系漂白剤は液体と粉末タイプがありますが、粉末タイプがおすすめです。
カビは酸よりもアルカリに弱いのですが、液体タイプの成分は過酸化水素で液性は酸性です。対して粉末タイプの成分は過炭酸ナトリウムで、アルカリ性なのです。
では過炭酸ナトリウムを使ったどの商品が良いの?と質問をされる方もいますが、どの商品を選んでもほぼ同じです。界面活性剤などを混ぜたものを販売しているメーカーもありますが、どの程度効果があるのか説明されているところはないようです。また、ある大手メーカーは界面活性剤入りの酸素系漂白剤(粉末)の生産を中止しています。
なので、成分に過炭酸ナトリウムとだけ表記されていればどこの商品を使おうとほぼ同じで、あとはコストだけが問題となるでしょう。
成分が同じなので価格も似たりよったりですが、使用説明が分かりやすかったのでシャボン玉石鹸の商品を紹介しておきます。
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アマゾンのリンク先にある”よく一緒に購入されている商品”の中の「湯あかキャッチネット」も良さそうです。持ち手は全部撥水加工したプラスチックでできていて、壁に引っ掛けておくように吸盤がついています。100円均一でもいいですが、そちらは撥水なしで置き所が悪いとすぐにカビてしまいますから。