あるみかんに生えるカビの成長が早い理由と予防方法

みかんはダンボールに1ケース入っているものや、10個前後でビニールに詰められて販売されていることが多いですね。これらにカビが生えているのをほとんどの方は見たことがあるのではないでしょうか。

これを放置しておくと全体にカビが広がってしまうのですが、隣り合っていてもなかなか移らないことがありますし、遠くの方にある別のみかんが傷みだしていたりします。実は特定のみかんだけカビが生えるのが早いのです。

傷ついたみかんはすぐカビが生える

mikan
例外もありますがみかんには青カビがよく生えます。青カビと言っても何種類もありますが、みかんに生えるカビの多くはペニシリウム・イタリカム、ペニシリウム・ディジタータムであると分かっています。

本来みかんにカビはなかなか生えません。ある農家さんが言うには収穫後3ヶ月はもつのだそうです。ではなぜ家庭でみかんにカビが生えているのを見るのかというと、傷のついたみかんがあるからです。

みかんに傷がつくと、表面に水分が出てきてカビが繁殖するのに都合が良くなります。また、みかんにはプロリンという物質があり、これがカビの成長を早めます。

箱、あるいはビニールの中で特定のみかんだけカビやすいのはこれが原因です。

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みかんをカビさせない予防方法

予防法は傷がつく原因を取り去ることと、温度・湿度を上げないことです。

  • 購入したみかんの内、傷がついたものをより分けて別の場所に保存。
  • 保存の際はお尻を上に向け、ヘタを下にして置きます。
  • みかん同士であまりくっつかないようにする。
  • 内部で湿気がたまるため、ビニールに入っているものは取り出しておく。
  • 傷のついたものを先に食べる。

ヘタを下にするというのは、ヘタは一番硬い部分で近くのみかんを傷つけやすいからです。あまり隣接させないというのは湿気を溜めないためで、新聞紙を間に挟む
という方法もあります。ダンボールだと1段みかんを敷き詰めた後に新聞紙を置き、その上にまたみかんを敷き詰めていけば適当な隙間ができます。

こういったことをしていれば、保存期間にもよりますがかなりカビの発生を抑えることができます。

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